20. その他の雑誌

2008年10月25日現在
整理冊数=25冊

雑誌名、発行元 発行年月 内容
(20-1952-07)
アサヒグラフ

朝日新聞社
1952年
7月30日号
40円
 「三世を描く肖像画家」サルヴァドル・ダリとして紹介されています。依頼を受けた婦人の生立ちなどを調べて、過去・現在・未来の三世を象徴的に描いていると説明しています。
 この本はネットで大津市のふる本やから入手しました。紙が古く厚さがない大判なので、本棚には立てて保管ができません。2014年09月15日 
(20-1953-01)
アサヒグラフ

朝日新聞社
1953年
1月28日号
40円
 「超現実的生活-ダリの近況」
 大戦を避けてアメリカに避難していたダリがポルト・リガトへ戻り、1日14時間仕事が出来ると伝えています。犀の角や15000フランで作ったエレクトロンが写真で紹介されています。2015年2月14日
(20-1955-04)
美術批評

美術出版社
1955年
4月号、第40号
60円
 「五人の画家」とのタイトルで、アンドレ・ブルトンが5人の画家を紹介しています。ドラン、キリコ、ピカビア、エルンスト、とダリです。ダリについては”幽霊の重み”との表現で語られています。
 私はこの本をネットで探し、2014年9月9日に大阪市のハナ書房から入手しました。2014年9月27日
(20-1964-09)
三彩

三彩社
1964年
9月号、No.177
450円
 3つの特集のひとつとして「ダリの芸術」が記載されています。この中で大島辰雄さんが「ダリ・魔術的芸術の秘密」と題してダリの絵は精神病理の百科事典であると語っています。
 また、銀座の松屋でダリの「ダンテの神曲展」が紹介されています。
(20-1964-0927)
朝日ジャーナル

朝日新聞社
1964年
9月27日号、
Vol6、No.39
50円
「世俗化された地獄」
 1964年の9月から11月に開催されたダリ展に起因して、大岡信さんが、ダリの絵が日本の画壇に著しい影響を与えたことや、ダリの作品は主観的・幻覚的・内臓感覚的であり、生理学な映像であると説明しています。

 私はこの雑誌を菅野光男氏から2018年10月に寄贈していただきました。菅野氏は文藝に造詣が深く、蔵書家であり自費出版もされている識者です。この雑誌は、私が長らく探していた雑誌のひとつでしたので、深く感謝いたします。

(20-1964-11)
本の手帖

昭森社
1964年
11月号、No.39
300円
 「特集 ダリとエルンスト」
 ダリの著書として「真珠論」「大自涜者」の翻訳が掲載されています。
 また、山本悍右さんや瀬木慎一さんのダリの解説も掲載されています。
 私は、この本をネットで探し当て2014年9月7日に熊本市のジョ文堂河島書店から入手しました。2014年9月30日
(20-1968-07)
本の手帖

昭森社
1968年
7月号、No.75
300円
 「シュールレアリスムと芸術」という特集号です。美術評論家の瀬木慎一さんが「ピカソ・シャガール・ダリ・ミロ」という題で、それぞれの芸術家の近況を報告しています。ダリに関してはニューヨークにおけるダリとの邂逅の様子を記載しています。
(20-1969-11)
思想

岩波書店
1969年
11月号
第545号
200円
 様々な観点でフロイトに関する小論文が掲載されている特集号です。
 東京医科歯科大学の島崎敏樹さんが「超現実主義と精神病理・ダリの場合」という題で、美術界で真正面からフロイトの影響を受けた代表がダリであるという考え方で、ダリの発想にある二者排反を説明しています。
(20-1976-04)

日動画廊
1976年
4月号
第146号
250円
 「会見記・ミロとダリ」という題名で、長谷川智恵子さんがミロとダリに会見した様子を比較しながら紹介しています。
(20-1978-01)
ギャラントメン

日本メール・オーダー
1978年
1月号
第7号
370円
 アメリカのポルノ誌スクリューからの転載として、「今世紀、もっとも背徳的だと騒がれるインタビュー!」との見出しが付けられ、大画家ダリがセックスと金と殺人について赤裸々な告白をしたとの説明がしてあります。
 私はこの雑誌の発売当時に購入していましたが、ページを切り取ってダリに関する記事のみを保管していました。古書店を探し廻っていたのですが見つけられずにいました。しかし、この度ネットで探し当てることが出来ました。2014年9月8日
(20-1978-10)

日動画廊
1978年
10月号
第176号
250円
 「ダリ、ピカソ、シャガール展」三巨匠との邂逅という題名で、長谷川智恵子さんが、NYでのダリとの出会いを紹介しながら、日本人に人気のある三巨匠が一堂に並ぶ機会に存分に観賞してほしいと述べています。
(20-1985-11)
フォーカス

新潮社
1985年
11月29日号
150円
 寝たきりでも「制作中」-マドリード市と契約したサルバドール・ダリ
 マドリードの新しい広場に彫刻を制作するため2億ペセタで市長と契約したことが写真入りで紹介されています。
(20-1986-11)
ユリイカ

青土社
(写真)
1986年
11月号
880円
 ダリの特集号です。
 ダリの作品や人物としてのダリが、対談やエッセイなどの20のテーマで記述されています。
 また、ダリの「愛」と「神秘主義宣言」の邦訳が掲載されています。
(20-1989-03)
三彩

三彩社
1989年
3月号
1500円
 「追悼 サルバドール・ダリ」一つの時代が終わった-。
 この年の1月23日に亡くなったダリに関する(特別記事)として、幼い頃にダリ作品を観たショッキングな出来事やダリの略歴などが記載されています。著者が明示されていない。
 私はこの本をネットで探し、2014年9月9日に高崎市の高崎古書センターから入手しました。2014年9月25日
(20-1991-09)
毎日グラフ

毎日新聞社
1991年
9月
2000円
 「スペイン美術の旅」という特集号です。フィゲーラスのダリ劇場美術館や、スペインの7人の巨匠のひとりとしてダリの紹介がされています。
(20-1991-11)
スクリーン

近代映画社
1991年
11月号
670円
 映画「ダリ天才日記」が紹介されています。ストーリーの概要と、ピカソやストラヴィンスキー等の芸術家たちが登場するのも見どころであると伝えています。
(20-1994-05)
なごみ

淡交社
1994年
5月号
777円
 この雑誌は茶道に関するものですが、「日本でみられる西洋絵画」コーナーで池田20世紀美術館で所蔵している「ヴィーナスと水兵」(全画集No.222)について巌谷國士さんが紹介しています。
 その中で、ダリがシュールレアリスムを手中にしなかったとしても立体派や未来派を受け継ぐ大家になっていただろうと締めくくっています。 2016年06月02日
(20-2000-07)
BRUTUS

マガジンハウス
2000年
7月号
500円
 「結婚?」の特集号で、ジョン・ケネディ夫妻らとともにダリとガラの関係が紹介されています。
(20-2002-05)
X-Knowledge  HOME

(株)エクスナレッッジ
2002年
5月号
800円
 「不思議の国のガウディ」という特集号です。 「ダリ流ガウディ賛歌」の中で、モダンスタイルの建築、身の毛もよだつ可食的な美についてのダリの文章が掲載されています。
(20-2002-08)
家庭画報

世界文化社
2002年
8月号
1,000円
 「ガウディを巡るバルセロナの夏」の中で、ガウディを崇拝したスペインの芸術家の一人としてダリが取り上げられ、プボルのガラ・ダリ城でのDALI、GAUDI展が紹介されています。
(20-2004-03)
美術の窓

生活の友社
(写真)
2004年
3月号
1524円
 ダリの生誕100年記念の特集号です。「ダリ大図鑑」(ダリはこうして天才になった)と題してキュレイターの村松和明さんがカダケスとフィゲーラスを訪問した写真などを掲載しながら分かり易い解説をしています。
(20-2004-05)
カーサ ブルータス

マガジンハウス
2004年
No.50号
5月号
930円
 祝!生誕100年。天才ダリの恐るべき建築&デザイン力
(20-2004-夏)
BM美術の杜

美術の社出版
2004年
夏号
1715円
 「ダリの生誕」100年特別企画号です。村松和明さんがゴッホとダリの違いと共通点をミレーの「晩鐘」に係る解釈と表現をもとに説明しています。
(20-2008-08)
エスクァイア日本版

エスクァイア マガジン ジャパン(写真)
2008年
8月号
677円
 「天才とスペイン」との特集号、カタルーニャ、マドリード、アンダルシアの方部毎にダリ、ガウディ、ゴヤ、ロルカなどの天才達の足跡を辿っています。
(20-2015-0825)
クロワッサン

マガジンハウス
2015年
8月25日号
407円
 「人生の先輩に聞く 実直、生きぬく知恵」の特集号の中で、ジャーナリストの兼高かおるさんが、着物姿で1959年にダリと撮った2ショットの写真が掲載されています。ダリに関する記述はありませんが、ポルト・リガトのアトリエでの撮影だったようです。
 予定は未定での取材をしていたとお話していますが、画家でもない日本人がダリのアトリエまで入り込むのは大変だったと思います。兼高さんの実力でしょう。