18. アトリエ

2004年09月30日現在
整理冊数=10冊

雑誌名、  
発行元
発行年月  号、定価 内容
(18-1937-01)
ATELIER

アトリエ社
1937年
1月号

1円50銭

 サルヴァドル・ダリ作品として「ガラの晩鐘(全画集No.555)」がカラー刷りで掲載され、その他に白黒で10作品が掲載されています。象徴主義のある怪異な作品であるが写実力を持っていると説明しています。タイトルの「ガラの晩鐘」を「祭の晩鐘」と翻訳しています。また、タイトルが右から左向きの横書きになっていて、時代を感じます。
 その他で、「ピカソ以後」とのタイトルで豊籐勇さんが超現実主義の説明の中でダリのことを詳しく解説しています。
 この本をネットで探し、2014年9月9日に大阪市のハナ書房から入手しました。
(18-1939-07)
ATELIER

アトリエ社

1939年
7月号

1円50銭

「ダリとアメリカ商業美術」(或る画学生への手紙)とのタイトルで、尾川多計さんがダリはアメリカ商業主義に踊らされていると批判的に紹介しています。
(18-1939-09)
ATELIER

アトリエ社
1939年
9月号

1円50銭

「ダリの影響とその周囲」  長谷川宏
(18-1940-02)
ATELIER

アトリエ社
1940年
2月号

1円70銭

 「サルヴァドル・ダリの手紙」
 訳者である山中散生さんにイタリアのメラーにあるパレス・ホテルから1937年9月20日付で送られてきたダリからの手紙の写しが掲載されています。
 メソニエを称える内容や、ピカソとキリコの違いなどについて記述されています。
 ネットで探して、ハナ書房からこの本を入手しました。2014年9月17日
(18-1940-07)
ATELIER

アトリエ社
1940年
7月号

1円70銭

 「真珠論」(光の思想・<吾々はこの光を食べない>)瀧口修造訳
(18-1947-01)
ATELIER

ARS(アルス)
1947年
1月号
第245
15円
 「ヴォルテールの見えない胸像がある奴隷市」(全画集No.743)が「失題」として口絵に紹介されています。
 北園克衛さんが「ダリの素描に就いて」とのタイトルで、ダリの素描について書くことは容易であり、美術学校の入学試験におけるデッサンのエピソードがダリの天分を物語っていると述べています。
(ただし、年齢の記述に誤りがあります。)
(18-1949-09)
ATELIER

ARS(アルス)
1949年
9月号
第272号
100円
 「サルヴァドール・ダリーは俗物か?」というタイトルで勝見勝さんがダリをレアリストであり収入の多い人物であると紹介し、ダリの活動について説明してています。また、レオナルドの再来であろうかとの評価をしています。
 ダリは内輪の集まりで玄人はだしの手品をして人々を楽しませたり、貧しい家庭に生まれたとも説明しているが何らかの錯誤と考えられます。
 (ダリ)ではなく(ダリー)と記述しています。
(18-1950-02)
ATELIER

ARS(アルス)
1950年
2月号
第277号
100円
 「アヴァンギャルドの五つの個性」とのタイトルでダリ、エルンスト、アルプ、クレー、エリオンの5人について日本人5人がひとりづつの感想を述べています。
 ダリについては古沢岩美さんが記述していて、ダリの「人民戦線防衛」を昭和11年の夏にはじめて見て絵ではなくて写真を見たようだったと感じ、ダリが俗物扱いされていても「ナルシスの変貌」などの作品がある限り画壇での地位に変わりはないと説明しています。
 この古沢さんのダリとの出会いについては後に美術手帖1964年10月号にも紹介されますが、「人民戦線防衛」とは「内乱の予感」(全画集No.632)のことです。しかしながらここでは何故か「秋の人肉食い」(全画集No.636)のみが掲載されています。
ここでも(ダリ)ではなく(ダリー)と記述しています。
(18-1950-06)
ATELIER

ARS(アルス)
1950年
6月号
第281
120円
 「サルヴァドール・ダリ雑記」とのタイトルで阿部展也さんがダリについて書いていますが、まとまりなくダリを説明しきれていません。
(18-1994-09)
ATELIER

婦人画報社
(写真)
1994年
9月、811号
1456円
 「今甦る3人の奇才」と題して、アンディ・ウォーホール、キース・ヘリング、サルバドール・ダリが取りあげられ、美術ジャーナリストのスーザン・ムーアがダリの奇才ぶりや大衆に受け入れられた背景等を説明しています。